バイポーラトランジスタ、JFETとMOSFET

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バイポーラトランジスタとFETの違い

バイポーラトランジスタ：ダイオードに半導体をを増やしてPNPあるいはNPN接合にしたもの。電流で電流を駆動する。安くてhFEが大きい。高周波にも使える。
FET：正孔あるいは自由電子の片方のみ電流キャリアとして用いる→ユニポーラ。電圧で電流を駆動する。漏れ電流が少ないのでスイッチに使える。

JFETとMOSFETの違い

JFETでは電圧をかけないときがONで、負電圧をかけると電流が減っていき、OFFになる。
MOSFETでは逆に、電圧をかけるとONになる。

回路記号をみると、JFETではゲートが絶縁されていないが、MOSFETではゲートが絶縁されていることがわかる。

上図では左にJFET、右にデプレッションMOSFETの特性が示されている。
JFETは正電圧では電流を流さない。

エンハンスメントMOSFETとデプレッションMOSFETの違い

エンハンスメントMOSFETでは電圧が0のときに電流がゼロになる。→スイッチに適している。とくにN-ch MOSFETはNPN
バイポーラトランジスタと挙動が同じなので置き換えられる。
デプレッションMOSFETでは電圧が0のときも電流が流れており、負電圧をかけていくとOFFになる。→ゼロクロスもOKなので、高周波増幅に使える。

回路記号も微妙に異なる。ドレインとソースが短絡しているのがデプレッション、絶縁されているのがエンハンスメント。
エンハンスメントMOSFETの特性（グラフが原点を通っている）