Fluentでの操作のポイントは、Reference valueを設定すること。
以下のページに様々な形状の抗力係数が示されている。
skomo.o.oo7.jp
計算
縦に置かれた円柱、l/d=1の場合を試してみる。うまくいけばCd=0.63になるはず。
条件
円柱のd=10mmとする。奥行きLも10mmとする。L/d=10/10=1。
デフォルトの空気密度ρ=1.225, μ=1.7894e-05.
流速Uは30(m/s)とする。以上から、レイノルズ数Re=20000。
スケッチを作成
サーフェスに変換
メッシュを作成
・Method:Quadrilateral Dominant、All Quad
・Sizing:1.0mm、Behaviour(Hard)
・Face meshing:デフォルト
Reference valueの設定
Area:0.01m x 0.01mなので、0.01[m2]
Depth:Lのことなので、10mm=0.01[m]
Length: d のことなので、10mm=0.01[m]
Velocity: Uのことなので、30[m/s]
Report definition
Residual monitor
計算結果
Calculation complete. Cd -------------------------------- ------------------- cylinder_wall 0.92616439
Cd=0.63を予想していたが、Cd=0.92となった。
ちなみにL/Dを変えて計算してみたが、結果は変わらず、いかなるL/Dに対してもCd=0.92だった。
L/DはReference valueで設定する値だが、Cdの計算値には影響を与えないらしい。