非線形計画問題の基礎

定義

  • 不等式拘束条件g
  • 等式拘束条件h
  • 許容解 x
  • 許容領域 S
  • 最適解、大域的最適解、局所最適解、孤立局所最適解 x*

最適解の存在と一意性

  • 最適解が必ず存在するとは限らないし、存在しても一つとは限らない
  • 最適解の存在を保証したり、最適解を確実に見つけることは困難

定理

ワイエルシュトラスの定理

  • 許容領域Sが有界閉集合で評価関数fがSで連続ならば、最適解が存在する

凸計画問題の性質

  • 許容領域Sが凸集合で評価関数fが凸関数ならば、局所最適解は最適解である

凸集合と凸関数の定義

凸集合S:x,y∈S、α∈[0,1]のとき、(1-α)x+αy∈Sとなる
凸関数f:x,y∈S、α∈[0,1]のとき、f((1-α)x+αy)∈(1-α)f+αfとなる

拘束条件なしの最適性条件

停留条件、2次の必要条件、2次の十分条件

拘束条件ありの最適性条件

等式拘束条件hの場合

  • ラグランジュ定数λを含むL(x,λ)=f+λhを定義し、これの停留条件を考える

不等式拘束条件gの場合

  • 等式拘束条件の場合の最適性条件にλ≥0と相補性条件が加わる

等式拘束条件hと不等式拘束条件gをまとめた定式化(KKT条件)

拘束条件なし最適化問題の数値解法

反復法

拘束条件つき最適化問題の数値解法

変換法

  • ペナルティ法
  • バリア法
  • 乗数法

逐次2次計画法(SQP)

直線探索アルゴリズム

精密な直線探索

  • 囲い込み(bracketing)
  • 黄金分割法(Golden section method)

粗い直線探索

  • アルミホ基準
  • 曲率条件
  • ウルフ条件