Pynquinoを屋外/展示会場などラボ外の環境で利用する

FAN4のワークショップのデモで、有線LANにアクセスできず、困ったことがあった。
また出張先など「有線が使えないがWi-fiが使える」 or 「モバイルSIMのテザリングでインターネットに出られる」環境で
Pynquino GUIにアクセスしたいことがある。

PYNQ自体はローカルで閉じていても使えるのだが、Pynquino GUIはインターネットからGUIをダウンロードしてきているので
WANに出る必要がある。

以下のようなハードウェア構成で検証できた。
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起動してUART経由でWindowsからPYNQ Linuxに接続してIPを確認する。
$ ifconfig
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eth0にはIPは割り当てられておらず、eth0:1に192.68.2.99という固定IPが割り当てられている。

次にスマートフォンテザリングによるWi-fiの情報を確認
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スマートフォンテザリングWi-fiIPアドレスは192.168.43.240
ルータは192.168.43.1となっている。

MacのWireless設定でEthernetアダプタに192.168.2.1を割り当てる
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サブネットマスクは255.255.255.0、ルータとDNS
スマートフォンテザリングWi-fiのルータと同じ192.168.43.1にあわせる。

インターネット共有をONにして、スマートフォンテザリングWi-fiのインターネットを
Ethernet経由でPYNQに共有する
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この状態でPYNQ Linuxからifconfigを実行すると、DHCPによってPYNQのEth0に
192.168.2.2が割り当てられていた。
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あとはブラウザからJupyter Notebookにアクセスすれば良い(192.168.2.2(eth0) あるいは 192.168.2.99(eth0:1))
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