1入力1出力線形時不変系の状態方程式
の伝達関数Gを求める。
x(t)の初期条件をx(0)=0として上式をLaplace変換する。
これより、
したがって
より、
これが、伝達関数と状態方程式を結びつける関数(制御のしょっぱなに習った)
これは、「状態方程式から伝達関数を導く」問題。
逆に、伝達関数が次のように与えられているとき
の伝達関数が上記のGに等しくなるようにを定めることを実現という。
以下、Scilabによる計算。
状態方程式から伝達関数を得る。
A=[0 1;-2 -3];b = [0;1];c=[1 2];d=0; //syslinは線形システム ss_sys = syslin('c',A,b,c,d); //ss2tfで状態方程式を伝達関数に変換する tf_sys = ss2tf(ss_sys)
s=%s //numは分子多項式、denは分母多項式 num = 2*s +1;den=s^2+3*s+2; //syslinは線形システムの定義。cは連続時関係を表す(離散ならd) tf_sys = syslin('c',num,den) //tf2ssで状態方程式に変換 ss_sys = tf2ss(tf_sys)