Sprinterのルックアップテーブルを利用した温度測定の原理

ここに記載がある
http://hydraraptor.blogspot.jp/2007/10/measuring-temperature-easy-way.html

基本的にはプルアップ抵抗R2だけでいい。R1は温度が低いときに抵抗が大きくなって発熱損失が大きくなるので、それを減らすためにつけてある。
→追記:ジュール熱V/R^2を考えると、合成抵抗(直列合成)が増えて逆に発熱は減る?
ちなみにSprinterではプルアップ抵抗ではなく、R2とRthの配置を逆にしてプルダウン抵抗にすることで、発熱損失を下げている。


R2をどう決めるかという問題だが、周囲温度T[℃]ー出力電圧V[V]の関係計算してみると、R2=4.7kを使うといい感じのリニア特性を示すことがわかる。

ちなみにT-Vの関係は以下で計算できる。
Tは温度[K], Bはサーミスタの定数(データシートに記載がある)

ここでRAMPS1.4の回路図を確認すると、彼らも4.7kΩプルアップ抵抗を使っている。