固体推進剤のメモ(Nakkaのサイトより)

www.nakka-rocketry.net

塩素酸塩は避ける(摩擦・衝撃・静電気による発火)
マグネシウムやアルミニウムパウダー→保管時の自然発火に注意
高い自己着火温度(大気圧で燃焼しないこと)が望ましいが、たいていの推進剤は大気圧で燃焼する
過塩素酸アンモニウム(AP)ベースのモータは、塩酸を排気ジェットに塩酸を含むので注意
硝酸カリウム(KNO3)は肥料で使われているが、一部地域では販売が制限されている。合成可能。
硝酸アンモニウム(N2H4O3)は薬局で販売されていた。以前は肥料として使われていた。
過塩素酸カリウムや、過塩素酸アンモニウムは合成することができる。
PropelやNASA CEAを使うことで理想Isp、Tc、Vjを決定できる
推進剤の隙間をなくすために、Vacuum treating(真空処理)やPressure curing(加圧硬化)が重要である
Ispのスケールアップでは大型ロケットは実現できない
推進剤のグレインはCastingで製造する
安定的な燃焼のためには圧力指数を一定の範囲(0.2〜0.7)に保つ必要がある。圧力指数は酸化剤の成分に依存し、KNO3は低〜中程度の圧力指数なので、安定的な燃焼が見込まれる。過塩素酸カリウムは圧力指数が高いため、粒子形状を中立に保つ必要がある。