デジタルカメラを近赤外カメラに改造

https://www.hitohaku.jp/publication/book/kyousei14-p130.pdf

デジタルカメラは画像センサーによってレンズの結像画像をイメージング化しています。この画像 センサーは、紫外線・可視光・近赤外線の波長域まで受光するため、可視光域だけが必要な写真にと って不要な紫外線と近赤外線を除去する光学フィルターをセンサー前面に装着しています。このフィルターを「ホットミラー」といい、赤外線カメラの改造とは、この「ホットミラー」を取り除くこと です。「ホットミラー」の替わりに「透明光学フィルター」をつけるとセンサーが受光できる全波長 をイメージング可能な「フルスペクトル・カメラ」になり、「赤外線透過フィルター」をつければ 「赤外線カメラ」になります。このように改造したカメラを一般に「赤外線カメラ(正しくは近赤外線カメラ)」とよんでいます。