Yahoo!知恵袋の質問・回答から
なぜ、バッテリー端子はマイナスから外し、プラスから取り付けるのでしょう
車のバッテリーは、
(バッテリー +極)-(配線・機器)-(車体)-(バッテリー −極)
と接続されています。+極だけ外した状態だと、何かの拍子に電気を通すもの(レンチなど金属製の工具など)が車体と+極に触れたとき、ショートしてしまうからです。
−極を先にはずせば、
(1)レンチが車体とバッテリーの+極に触れたとしても、車体の先にあるべき−極との間が切断されているのでショートしない
(2)レンチが車体とバッテリーの−極に触れたとしても、アースの経路が変わるだけなのでショートにはならない。
ということになります。なお、(2)がなぜ問題ないのか、少々分かりにくいでしょうか?これは、
・車体と−極を結ぶ配線は複数ありますし、レンチが新たな配線として働いても、電気的には問題ありません。
・一方、+極と車体が触れたときは、間に機器を挟まず直結してしまうため、ショートになります
(個人的解釈)
レンチなどの導通部品が+極および-極に触れ
想定されない箇所を架橋することでショートが起こる可能性がある。
配線・機器が「抵抗」であることを考えれば理解できる。
最初
(バッテリー +極)-(配線・機器)-(車体)-(バッテリー −極)
+極をはずしてみる
(バッテリー +極)X(配線・機器)-(車体)-(バッテリー −極)
このとき+極と車体にレンチがはさまると
(バッテリー +極)X(配線・機器)-(車体)-(バッテリー −極) |--- (レンチ) ------|
となり、配線・機器を飛び越えて+極と−極が短絡する。
これを−極からはずすと
(バッテリー +極)−(配線・機器)-(車体)X(バッテリー −極)
そして
(1)車体とマイナス極にレンチがはさまったとき
外した線がつながっただけ。普通の状態なので何も起こらない。
(2)プラス極と車体にレンチが挟まった時
車体と−極が切断されているの+極とマイナス極は短絡しない。よって安全。
マイナス極から外しましょう。