オブザーバの表式

オブザーバは定義によって(A+LC)の極を配置するか(A-LC)の極を配置するかいずれかの問題に帰着する。
具体的には、

 \dot{\hat{x}} = A\hat x + Bu + L(\hat{\color{red}  y} - {\color{blue} y})で定義するとき→(A+LC)、

 \dot{\hat{x}} = A\hat x + Bu + L({\color{blue} y} -\hat{\color{red}  y})で定義するとき→(A-LC)

になる。

どっちの定義がメジャーなのか確認してみた。
結論から言うと、A-LCが大多数だった。以後 + L(y - \hat y)で定義することとしよう。

ミシガン大学チュートリアル→A-LC
http://ctms.engin.umich.edu/CTMS/index.php?example=Introduction§ion=ControlStateSpace

東北学院大学のページ→A-LC
状態フィードバックとオブザーバ

はじめての現代制御理論→A-LC
はじめての現代制御理論 (KS理工学専門書) | 佐藤 和也, 下本 陽一, 熊澤 典良 |本 | 通販 | Amazon

MATLAB/Simulinkと実機で学ぶ制御工学→A+LC(いっぽうで状態フィードバックをA+BKで表していたことにも注意:通常はA-BK)
MATLAB/Simulinkと実機で学ぶ制御工学-PID制御から現代制御まで- (Physical Computing Lab) | 川田 昌克 |本 | 通販 | Amazon

MATLAB/Simulinkによる現代制御入門→A+LC(いっぽうで状態フィードバックをA+BKで表していたことにも注意:通常はA-BK)
https://www.amazon.co.jp/MATLAB-Simulinkによる現代制御入門-川田-昌克/dp/4627920415/

わかりやすい現代制御理論→A-LC
わかりやすい現代制御理論 | 森 泰親 |本 | 通販 | Amazon

Scilab」&「Xcos」で学ぶ現代制御 増補版→A-LC
「Scilab」&「Xcos」で学ぶ現代制御 (I・O BOOKS) | 和也, 多田 |本 | 通販 | Amazon